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岡田病院の「床ずれ(褥瘡)」への取り組み

 昨年11月の朝日新聞に、「質高い療養病床を選ぶには」という記事がありました。そこに挙げられていた4項目の一つに「床ずれ(褥瘡)」がありました。2010年の厚生労働省調査によれば、療養病床での床ずれのある入院患者の割合は、全国平均が7.1%と発表されています。
 岡田病院では以前から褥瘡の予防・治療に取り組んできましたが、最近では看護部を中心とした褥瘡のチーム医療に重点を置いています。当院には療養病床と一般病床がありますが、どちらも褥瘡の患者様の割合は2~4%であり、特に病院内でできた褥瘡患者様は軽傷で軟膏処置などにより、1ヶ月以内に治る方がほとんどです。これは特に予防に重点を置いているためで、例えば床ずれ防止や治療に欠かせない特殊なマットレスとして、エアマットレス、厚いウレタンフォームマットレス、風通しの良いマットレスなどを揃えています。そして、床ずれの出来やすい患者様をチェックして、危険度の高い方から順にこれらのマットレスを使っています。
 特にご家庭で療養しておられる患者様の褥瘡予防・治療は人手がかかって大変だと思いますので、関心のおありの方は主治医とご相談の上、当院にご連絡頂ければと思います。